濱田峰子さん【フードスタイリスト】
プロフィール
「食べて体の中からも外からもきれいになれる スタイリッシュレシピ」や、様々なメディアで紹介するスタイリッシュなスタイリングが人気の的。物産展・展示会のフードコーディネーションも手がける。今話題の「おとりよせネット」では、美味しいものの目利き「おとりよせの達人」としても全国の美味しいものをナビゲートしている。テレビ・ラジオ番組への出演、人気フード雑誌・WEBへの連載、ペットレシピ等、フード業界の一線で活躍中。 |
http://www.salon-felice.com/ |
フードスタイリストという職業柄、いつもお世話になっているフード業界の美食家の先輩方への贈り物に、忠小兵衛さんの磯の香り漂う本物の蒲鉾をいつも愛用させていただいています。今年も、お仕事でお世話になった大先輩のお一人料理記者暦40年岸朝子先生へ忠小兵衛さんの蒲鉾をお中元としてお贈りしました。
忠小兵衛さんと私との出会い、それは、私が小学生の頃でした。旅行で山口県へ行き、秋吉台の鍾乳洞や千枚皿の神秘的な美しさに感動し、萩焼の工房では湯飲みを「使うほどに味が出る」からと店員さんに言われ、お小遣いをはたいて買ったのは良かったのですが、小学生の私には「味が出る」という意味が分からず、使っても使ってもお茶の味が変わらないことを不思議に思っていたことをよく覚えています。のちのち、それが「良い風合いが出る」と言う意味であったと知り、納得できました。
その湯飲みを買った萩で入った蒲鉾店が忠小兵衛さんでした。そのときいただいた蒲鉾がおいしくて、とくに、ごぼう巻き「萩巻」 の新鮮なエソとごぼうを炭火で焼き上げた香ばしさは絶品でお土産に買って帰りました。
あれから時を経て、インターネットでいつでもどこでも物が買える時代がやってきましたが、便利な時代になったからこそ、忠小兵衛さんのように時代に流されず、素材の旬を大切に、本物の味・伝承の技を守り抜く蒲鉾の味は、変わらず私の記憶に残っているのです。
本物とは、美味しい食べ物とは、記憶に残るもの。記憶とは語り継がれるもの。ゆえに本物を伝え良いものを残したい、フード業界に身を置く者としてそう願っています。これからも、忠小兵衛さんのいちファンとして応援しています。 |
|